5.ワクチンと感染症
ワクチンは研究開発が進みとてもよくなっています。
何種混合など過去にはバッティングしてしまって意味を成さなかったものも一緒に接種できるようになって来ました。
そもそもワクチンとは、知らないウィルスに対する免疫抗体をあえて弱いウィルスを入れて作らせるものです。
でも皆さんなぜ子犬の内は数回も打たなくてはならないかご存知ですか。
それは母犬から授乳等で受け継いだ抗体があるとワクチンを打ってもその抗体に攻撃されより強い抗体を生成できないからなんです。
少し詳しく言うとそのウィルスに対する抗体がない時にワクチンを打たなければ効果がないということなんです。ですので抗体がなくなるであろう時期を見越して打つようにしているんです。
そしてそまた1回目のワクチンによる抗体が消失してしまう恐れもありますので2回目、3回目と接種して確実に抗体を生成させようということなんです。
体力も付き、抵抗力が強まった成犬は1年に1回できちんと抗体を維持できるようになります。
でなおかつ問題なんですが、子犬によっていつ母犬からの移行抗体がなくなるのかがばらばらなんです。だから生後○○日という決まりができないんですよ。
*市販されている子犬の飼育書などを見てみてください。本ごとに「第1回目のワクチンは生後○○日に接種しましょう」と書いている○○日が違っているのがわかると思います。
1回目のワクチンは、早すぎてもだめ、遅すぎてもだめ。
(2回目以降は子犬を受け取った皆様が動物病院で接種してもらうようになります。1回目ワクチンの接種証明書を持参していくと良いでしょう。その後はその病院をご利用することとなるのでしょうからそこでの指示に従ってください。)
一番良く分かっているのはその子達を育てているブリーダーさんですよね。
そもそも感染症って何
ジステンパー、パルボウィルス聞いたことがあるでしょう。
これらに感染してしまうと高確率で死にいたります。
どうやって感染するのか
罹患犬の鼻汁などを介した飛沫・接触感染(ジステンパー)、ウイルスを排泄しているイヌとの接触など、糞便や吐物及びそれらの飛沫、粉塵を経口・経鼻摂取することでの感染(パルボウィルス)といった直接感染です。
とは言いましても、不特定が多数集まる場所に、感染力を保持したままウイルスが存在すると、靴や服、被毛に付着し、人間や他の動物によって運ばれることもあります。
そのため屋内飼育で他のイヌとの接触がないからといって感染する可能性を否定することはできないのです。
だから見ず知らずの子犬たちが多数集まるところに近づけることは、感染の可能性が高いということになるわけです。
人間だって疲れていたり、ストレスがたまっているときのほうが風邪を引きやすかったりしますよね。
いわんや毎日ショーケースに入れられ、母犬からも引き離されストレスいっぱいの子犬たち。
ストレスもなく元気だったら抵抗できるのに弱っていたら発症しちゃいますよね。
重要な社会化期
それだけではないんです。先ほどちょっと書いたように人間だったら1歳に満たない赤ちゃんですよ。一番子供を守るのは母親ですよね。
甘えたり兄弟とじゃれあったり、その自然な環境が社会性学習といって健全な子犬に育つ基礎を作るのです。
その大切な期間をショーケースに入れられているのですから、極端に臆病になったり攻撃性が顕著になったりすることも出てくるわけなんです。
だから私は絶対やなんです。
冒頭に、ブリーダーから家の子犬を買って、そういう買い方を広く伝えたいと思ってはじめたという軽い気持ちのきっかけを書きました。
実際に行っている今はぜんぜん軽い気持ちではないのです。
ここまで読んでいただいた皆様ならわかっていただけるのではないでしょうか。
ただの犬好きだったら影と暗闇を知ったらやめますよね。なんか知れば知るほど使命感を持ったのです。
ブリーダー直譲が良いんだ。もっと多くの皆様に知ってもらわなければいけないんだ。
ISO9001認証取得企業にお勤めの皆様でしたら、トレーサビリティが重要なポイントであるということをお分かりだと思います。一般消費者の皆様でしたらBSE問題ではないですが、生産地表示。
生鮮食品等でいわゆる産地直送、生産者の顔が見えるということが大事だとお思いですよね!
今このコンテンツを見てくださっている方は当店のHPを見ているだけではないと思います。
インターネットの利点には、比較が容易ということもありますから当然でしょう。
同じようにブリーダー直譲のホームページが最近はたくさんありますよね。
私は大歓迎です。
それだけ「子犬は町のペットショップで買うもの」という常識が違ってきてんだなと感じてもらえるからです。
1.ワンちゃん遍歴
4.光と影と暗闇
5.ワクチンと感染症(必見)


